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InsTech-インステックの未来
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フィンテックと関わりの深い業界があります。それは保険業界です。

インステックという言葉たぶん初めて聞く方も多いと思います。

聞き慣れないInsTech(インステック)とは?


保険は英語で「Insrance」、そこにテクノロジー(Technology)を合体させた造語である「Instech(インステック)」という言葉がフィンテックの1つの分野として確立し始めています。

保険業界も医療分野から自動車保険、最近ではペット保険などと体系は様々で新たなサービスが誕生し続けている中でよりテクノロジーの進歩をこの業界にも取り入れようと努力がなされています。

この「Instech(インステック)」という聞き慣れない言葉ですが実は日本の第一生命が作り出した言葉です。

さて、保険業界でのフィンテックの役割とは一体なんでしょう?


窓口の簡略化


保険の昔からある体制として街中にある店舗やショッピングモール等にある保険の代理店での接客応対があります。

消費者はどのような保険があるか、相談しに行ってから決めるというもっとも一般的な保険加入のスタイルとも言えますね。

数多くある保険の中から自分で探し出すのは難しいですしその人の年齢や年収、家族構成などによって月々の保険料が大きく変わってくるので保険に加入するには店舗にそういった支払いのシミュレーションをしてもらう必要もあります。

このシミュレーションやアドバイスは人工知能AIがもっとも得意としているところです。

パソコンやスマホで保険の窓口と全く同じシミュレーションから契約に至るまで完結できてしまうならわざわざ店舗に出向く必要もありません。

そして相談しにいくことで保険を押し売りされるのではないか?という心配も考えなくてすみます。

保険のニーズが高まっている現代においてそういった保険加入の敷居を下げるといった意味でもテクノロジーの力を借りることが重要になってくるでしょう。


保険審査


保険を申し込んだとしても審査が下りなければ加入することが出来ません。

そして保険会社にとって審査とは時間や手間がかかる仕事です。

審査にかかる時間も保険によってバラバラですし、その間に消費者の気持ちが変わってしまうことだってあるでしょう。

フィンテックの要であるクラウド技術やAIによる分析を取り入れればその審査も正確でよりスピーディーになります。

銀行口座情報やクレジットカードの利用履歴、GPSやSNSの行動分析などのビッグデータの活用ももちろんのこと、信用度を図るという事はフィンテックの得意分野なのです。


保険ポートフォリオ


いくつかの質問に答えるだけで国際分散投資のポートフォリオを作成してくれるロボアドバイザーという資産運用サービスがあります。

それを保険に置き換えて見ると分かりやすいのですが、いくつもの保険が合わさったその人にあった保険ポートフォリオを作成してくれるなんてものが出てくると非常に便利ですよね。

例えば”月々5,000円の支払い”と決めれば後は人工知能AIの分析によってその人にあった最適な保険ポートフォリオを形成してくれるというものです。

小さな子供がいれば学資保険、犬を飼っていればペット保険を組み込んだりと月々に払う支払額を決めいくつかの質問に答えることでこのようなポートフォリオが出来たら保険もより魅力的になるのではないでしょうか。

まだそのようなサービスは始まっていませんが、いずれ出てくるようになるでしょう。

そうなると保険会社もライバル社と提携せざるを得なくなるでしょうし業界自体全く新しいものに生まれ変わっていくかもしれないですね。


まとめ


このように保険業界とフィンテックの相性はとても良いのです。

フィンテックの技術が保険業界にそのまま取って使えるくらいにすぐに馴染んでいくでしょう。

最後の保険ポートフォリオは私管理人の個人的な見方によるものですが、もしそうなれば面白いなと思いますし可能性も十分あると思っています。

業界間の壁が取り払われ、よりオープンな社会になっていくとよいですね。

 

またフィンテック関連分野として保険業界にも触れていきたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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