大手ネット通販会社米アマゾンが運営するレジなし小売店のAmazon goが5月7日、ついにニューヨークに第1号店が正式オープンしました!
ロウアーマンハッタンにあるショッピングモール『Brookfield Place(ブルックフィールドプレイス)』の2階。高級ブランドが建ち並ぶフロアです。
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NY初出店の地【ブルックフィールドプレイス】ってどんなとこ?
米Amazonが運営するレジ無しコンビニエンスストアのAmazon goがついにニューヨークに正式オープンしました。この店舗でAmazon goとしては第12号店目となり、目標の3000店舗まで着々と裾野を広げていっています。
さて、オープンの地になった『Brookfield Place(ブルックフィールドプレイス)』というショッピングモールですが、一体どんなところなのでしょうか?
ニューヨーク、ロウアーマンハッタンにある『ブルックフィールドプレイス』は2014年までワールドフィナンシャルセンター(WFC)と呼ばれていました。ワールドトレードセンターの隣に位置し、4本の超高層オフィスビルといくつかのビルが連なる複合施設です。
ショッピングモール中央部にある『ウィンターガーデン』にはスターバックスやGAPなど日本でも有名なショップが多数出店されていてオフィスで働く人々の憩いの場ともなっています。
Amazon goがオープンしたのはこのショッピングモールの2階。やはり今回も顧客のターゲットの多くはオフィス街で働く人々ですね。
クライスラービルではなかった!?
2018年末、Amazon goがNYに出店間近と報じられた時はマンハッタンの超高層ビル『クライスラービル』に初オープンするのではないかと噂されていました。
Amazon関係者によるとクライスラービルとのテナント契約は既に結んでいると話していたため、今回NY初出店とはなりませんでしたが今後オープンする可能性は高いです。
そしてその時にワン・ワールドトレードセンター近くの商業施設にAmazon goが出店する可能性があるという報道もあったのですが、それが今回のブルックフィールドプレイスだったんですね。
現金可の流れを受けて
キャッシュレス決済が広がりを見せる中で米の一部州ではキャッシュレス禁止条例が出される等、「現金お断り」が通用しない動きが出てきています。
特にAmazongoの店舗形態はスマホの専用アプリに手持ちのクレジットカードや銀行口座を紐付ける必要があり、それらを持てない人々には利用できなかったのです。それが結果的に差別に繋がってしまう可能性がありました。
これは私たちも他人事ではありません。もし観光でふとAmazon goを利用したいと思ってもスマホがネットに繋がっていなければ利用も出来ませんし、専用アプリをダウンロードして、クレジットカードを紐付けてと色々と事前準備も必要です。
そういった経緯もありこのNYのAmazon goからは現金が扱えるようになったのです。なのでキャッシュレス店舗ではなくなってしまったわけですが、これは仕方ありませんね。
※フリー百科事典wikipedhia「Amazongo」より画像引用。[Day1 Amazon go store ]撮影者:SounderBruce