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フィンテックの発展により失われる仕事
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フィンテックの発展は世界経済の発展と直結していると言えます。

そしてビッグデータや人工知能AIの活用でこの発展はさらに人知を超え加速度的に向上していくでしょう。

より便利なサービスが広がっていくと同時に機械が人間に代わって仕事をするようになり、それによって失われる職業も出てきます。

今回はフィンテックの技術(Technology)の部分に焦点を当てて見ていきましょう。

『雇用の未来-コンピュータに化によって仕事は失われるのか?』


英オックスフォード大学で人工知能AIなどをテーマに研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が2014年に論文『雇用の未来-コンピュータに化によって仕事は失われるのか?』を発表しました。

この論文は世界で話題になり、この中で発表している”今後10~20年の間でのIT技術の発展により失われる職業”にはフィンテックに関わりのある職業も多くあったのです。


・銀行の融資担当者


銀行がその人(企業)に融資をするべきかどうかの判断は人間が下すもの、という認識はあらためる必要があるかもしれません。

Kabbage(カーベッジ)という中小企業向けの融資サービスが先駆けとなりました。

それは融資の可否を人工知能AIに判断を任せるサービスというものです。

融資の判断とはとても時間のかかる作業です。

いくつもの資料に目を通さなければなりませんし作成する書類も少なくありません。

これまで通りであれば融資するべきか最終的な判断を銀行の融資担当者が行いますがその役割をAIに任せることで大幅な時間短縮になりました。

Kabbageでは平均6分でその審査結果が出ます

驚きのスピードですね。

クラウドの技術を活用しAIが分析することで可能になったサービスです。

技術がここまで来ると当然銀行の融資担当者は必要なくなってくるでしょう。

さらには判断基準が明確でない銀行員よりもロボットに任せた方がより高度な分析や判断をすることが出来るのでますます機械に頼るようになっていきますね。

フィンテックの発展から見れば銀行の融資担当者の職業が失われてしまうのも無理のない予測と言えます。


・クレジットカードの申込者の承認・調査を行う作業員


こちらも銀行融資担当者と似たような理由で仕事がなくなっていくと見られています。

クレジットカードの審査をするためにはやはりその申込者に支払い能力があるか、信用に値するのかを調査しますよね。

そのデータも今後銀行口座や今までのクレジットカードでの支払い履歴、さらにはGPSデータやSNSの行動記録などを人工知能AIによる分析がクラウド技術により可能になろうとしています。

行動パターンにより会社や自宅もデータとしてわかってしまうわけですから審査項目にある本人確認の電話もなくなるかもしれません。

この失われる職業の中には電話オペレーターも入っています。


・レジ係


商品のバーコードスキャンから会計までを消費者自身が行うセルフレジが国内で多くみられるようになりました。

つまり一部ではもうすでにレジ係は機械化によって職を失っていると考えていいかもしれません。

決済方法も多様になりよりシンプルで便利になってきています。

いずれ現金すら持たなくなる時代がそう遠くない未来待っているでしょう。

そうなればレジもスペースやコストのかかる機器ではなくなりレジという概念そのものも消失していく可能があります。


まとめ


コンピュータ化によって失われる仕事の中から特にフィンテックと関わりの深い職業について今回はこの3つをピックアップしました。

金融業界はフィンテックの発展により様々なサービスの根本的な見直しを求められています。

いつまでも古い体制のままでは時代に追いつくことは出来ません。

新しい技術を看板に掲げ多くのベンチャー企業が名乗りを上げています。

新しいサービスが次々と生まれていく中で今まであった職業が失われるというのも自然な流れなのではないでしょうか。

もちろんコンピュータ化によって今後増えていく職業も多くあるでしょうし、フリーランスで事業をする人が増えるなど働き方そのものも大きく変わっていく可能性もありますね。

 

このサイトでも引き続きコンピュータ化によって失われる職業や増えていく職業を紹介していきたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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