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2140年ビットコイン発行終了?
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仮想通貨であるビットコインですが、実は発行枚数が決まっています。

結論から言えば、2140年頃にビットコインの新たな発行が終了します。

ではなぜ発行が終わるのでしょうか?

「それはそう設定されているから」としか言えませんが、じゃあなぜ2140年なのかは簡単な計算で説明ができるのです。


なぜ2140年にビットコインの発行が終わるのか


マイニング(採掘)の仕組みとともに計算していくとそれが求められます。

そもそもマイニング(採掘)とは『ビットコインのネットワーク上にたくさんのブロックと呼ばれるデータの集合体があり、そのブロックが新しく生成されるときに前回生成していたブロックデータの中から新しいブロックの取引データの整合性を照らし合わせていく作業』です。

その報酬としてマイナーに新たに発行されるビットコインが付与されます。

つまりビットコインの発行枚数=マイニングによる採掘量であると言えます。

そして新たなビットコインの発行をコインベースと呼びます。

マイニング(採掘)による報酬=新たに発行されるビットコイン=コインベース

この報酬にはビットコインならではのルールが備わっています。


マイニング(採掘)の報酬量は減り続ける


マイニング(採掘)の現在のビットコインの報酬は12.5BTCです。

これが1ブロックにつき新たに発生するビットコイン(コインベース)です。

採掘に成功するとそのマイナーにこれだけのビットコインが支払われます。

1BTCのレートが日本円で80万円だとすると1000万円。

すごい金額ですよね。

さらにはこのビットコインの採掘(1ブロック)は平均して10分間に一度行われるので、10分毎に1000万円のビットコインをマイナーの誰かが報酬として受け取っていることになります。

このマイニングによる報酬、ビットコイン誕生当初は1ブロックあたり50BTCでした。

それではなぜ現在の12.5BTCまで下がったのでしょうか?

それは報酬額(コインベース)が21万ブロック生成する度に半減するように設定されているためです。


次にマイニング報酬が半減するのは2020年


2009年1月にビットコイン0番目のブロックが誕生しました。

平均10分に一度新たなブロックが生まれます。

2012年11月28日にブロック高が21万番目を達成。

21万ブロック生成されると報酬は半減されるのでコインベースは25BTCになりました。

それから2016年7月9日の42万番目に、自動的にコインベースは現在の12.5BTCになったというわけですね。

ここで終わりではありません。

そう、さらに半減を繰り返していくんです。

大体4年近く経つと21万のブロックが生成され、その周期でコインベースは半減になります。

次のコインベース半減は63万番目が生成される時です。

2020年ですね。時期的にはちょうどオリンピック開催前くらいでしょうか。


692万9999番目でおしまい


その後も10分毎に新たなブロックが誕生していけば限りなく0に向かっていくものの、半減を繰り返すわけですから永続的に続きそうですよね。

しかし、新たなコインベースの発生の最後というのはすでに決められているんです。

692万9999番目にコインベースが発生するのが最後、です。

それ以降もブロックの生成はされるのですが報酬はありません。

つまり、新たな発行はされないということになるのです。

ここまで決められているのなら計算すれば発行終了の時を求められそうですよね。


発行最後の時は計算で割り出せる


ビットコインは多くの決め事により成り立っています。

では、マイニングと報酬の設定に関して簡単にまとめます。

・1ブロック生成する毎に新たに生成されるビットコイン(コインベース)がマイナーに報酬として支払われる

・ビットコインのブロック0番目にマイナーに支払われる報酬は50BTC

・21万ブロック生成がされると次のブロックから報酬は半減

・692万9999番目のコインベースの発生が最後


このように、いくつかのビットコインのルールをふまえて計算するとビットコイン発行終了の時が割り出せます。

692万9999×10(分)=6929万9990分

6929万9990分=約115万4999.8時間

115万4999.8時間=約4万8125日

約4万8125日=約131年

2009年ビットコイン誕生 +131年

2140年ビットコイン発行終了。

となるわけです。


まとめ


計算により、2140年にビットコインの発行が終了することが分かりました。

ただ1ブロックの生成時間が”平均”10分のため多少前後するかもしれません。

それにしても発行終了の時期を初期設定してしまうなんて何だか末恐ろしい通貨ですね笑

ビットコイン自体を作る時に大体の未来予測が出来ていなければここまで厳密なルール設定をすることは出来ません。

発行から10年近く経った現在、想定通り順調にブロック数を増やしていってます。

サトシ・ナカモトをはじめビットコインプロジェクトチームの頭脳の高さは常人には理解できないところにまで達しているんじゃないかと思えてなりません。

そして報酬が半減していき、やがてゼロになるということはマイナー達がボランティアをするはめになるということを意味していますが誰もそんなことは引き受けないでしょうし、どうなるかはその時になってみないとわかりませんね。

 

フィンテックの柱の1つでもある、ビットコイン。今後も動向を見守っていきたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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