新たな決済手段が広がりを見せています。その名はPayPay(ペイペイ)。10月にスタートしたばかりの新サービスですが、CMでも既に放映されていて知名度は高まっていますね。
目次
PayPay(ペイペイ)とは?
PayPay(ペイペイ)とはスマートフォンにアプリをダウンロードして、決済時に画面に映し出されたバーコードを読み込むことで決済が完了となる次世代決済サービスです。
支払い前に予めPayPayに登録して、現金をチャージするか手持ちのクレジットカードと紐づけます。
PayPay株式会社が運営しており、こちらの会社はキャッシュレス決済を目指して2018年6月にソフトバンクとヤフーが共同で設立した会社です(ちなみにヤフーもソフトバンクの子会社です)。2018年10月にサービスを開始したばかり。
PayPayが急速に拡大する理由
フィンテック決済の新参者ですが、この知名度は抜群です。CMをはじめ、あらゆるメディアに登場しています。
これは設立したばかりのベンチャー企業に出来る事ではありません。あの携帯会社大手ソフトバンクが仕掛けている戦略です。メディアの使い方は本当に一流ですね。
そして売り出しの目玉となっていたのが『PayPayでの支払いで20%OFF』。実際に20%割引になるのではなく、PayPayで使える金額が支払いの20%戻ってくるというもの。
広告の打ち出しとキャンペーンの両輪によってサービスが開始したばかりとは思えないほど人気を博しています。
この20%キャンペーンは『100億円あげちゃうキャンペーン』の一環として総額100億円に達するまで2019年3月までは20%還元しますよ、ということでしたが、僅か10日でこの100億円に到達したためにキャンペーンは現在終了しています。
PayPayは今までの決済サービスと何が違うのか
ここ数年でスマホ決済は爆発的に広がりました。有名なところではApple PayやGoogle Pay等があります。さてこれらの既存のスマホ決済サービスとPayPayとでは何が違うのでしょう。
その最大のポイントはPayPayの決済方法が画面に映し出されたQRコードを読む、という手軽さでしょう。これまでスマホで会計をするためにはその端末がNFCやFelicaという非接触通信技術が搭載されている必要がありました。対応する端末は割合でみれば少ないのでスマホを持っていればそれが使えるという事にはなりません。
しかし、画面のコードを読み取るだけとなればアプリをダウンロードできればどんなスマホ機種でも支払いが可能になります。このおかげでほとんどの人にサービスを行き渡らせることができるということです。
今後のサービス展開は?
PayPayの加盟店は現在毎月新たな加盟店を公開して増えていっています。
スマホを持っていれば誰でも利用できますが、加盟店でなければ使うことができないというのは一番のネックです。
毎月加盟店を増やしているものの飲食店は居酒屋チェーンが主流で、家電量販店ではビックカメラやコジマ、ソフマップ、YAMADAなど。
コンビニに関してはファミリーマート、ミニストップ、ポプラの3社のみ対応しています。2018年12月現在約80社のチェーン店で取り扱い可能としていますが業種に偏りがあり、このくらいの数ですと日々の生活で支払いに便利とはまだまだ言えないです。
ただこの仕掛け人であるソフトバンクとヤフーは『Tポイント株式会社』の大株主である事から今後のPayPayのサービス展開はまず、Tポイント加盟店に及ぶと予想できます。
おわりに
現在は多くの利用者が殺到している状況で通信障害が度々発生しています。設備の強化にも力を入れていくと同時に今後起こってくるであろうサイバー犯罪にも柔軟に対応してほしいところです。
それにしてもスマホ決済サービスは進化しつづけていますよね。フィンテックという言葉自体を知らなくても自然とサービスを使っていくようになる時代なのかもしれません。
PayPayの今後の新規加盟店の動向にも期待したいですね!
ここまでご覧いただき有難うございます(^^)
出典:https://www.paypay-corp.co.jp/より画像引用